鈍感幼馴染みとマイナスからの恋





「いいんじゃない?ハンド。やれば」



「うん」




見学終了時刻。




やっぱりまだ迷ってるのか、





陸上部のチラシにも目を向けていた。







「じゃ、1年、是非ハンド部に入ってね!ここにいる俺達も、みんな初心者だったけど、なんとかなる!」




面白そうな先輩もいる。




「ほぼハンド部に決定かな」




「うん。いいんじゃん?」





帰るぞ、って声をかけようとしたら、



麻耶がハンド部の先輩に捕まっていた。




「君プレーヤー志望?それともマネージャー?」


「えっ…と、あの、プレーヤーです」



「別に男子ハンド部のマネージャーでも全然ウエルカムだから!名前教えてよ!」






……なんだあの先輩。




調子のって麻耶の手触ってるし…、







< 20 / 28 >

この作品をシェア

pagetop