鈍感幼馴染みとマイナスからの恋





「えっと、立花麻耶です」



お前もなんでそう簡単に名前を教えるんだよ!




「彼氏は?いる?」



「い、いません」




「じゃあ、その男子は?」



「幼馴染みです。無理矢理見学に着いてきてくれて」
「そっか。なら、よかった。」



よかったじゃねぇ!







「おい麻耶、俺も入部する」





この茶髪のやたら麻耶にベタベタする先輩を放っておけるわけないし。







「え、日向一緒にやってくれるの!?やった!!」



お前が鈍感すぎて、

俺どころかこんな知らないやつにまで笑顔を振り撒いてるからだよバーカ。












…また麻耶のせいで、



麻耶のわがままで、




振り回された。












< 21 / 28 >

この作品をシェア

pagetop