鈍感幼馴染みとマイナスからの恋
「じゃあ、明後日の部活のミーティングで待ってるからね、二人とも」
「はいっ!」
最悪…。
「日向、ハンド好きそうだなって思ったからさ、やっぱり入部するんじゃん!」
「はぁ?誰のせいでこうなったと…」
「あ、そうだ、今日日向んち寄ってくね。お母さんもお父さんも夜遅くなるらしいから」
「家に帰れよ。楽しくないぞ」
でも、まあ……
いつも、分かれる帰り道が、
一緒になることは、嬉しくないわけじゃないけど。
「それに、会いたいし」
「お前、まだ好きだったのか?」
「うん。超カッコいいし」