※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「んー、有名だから?琉李に近づく物好きの女の子がいるって」



「有名なんですか私?」



「うん、2年ではすごくね」



「では、私と結城くんが付き合ってると言う噂は?」



「クスッ。そ…、それは…まだ」



突然、お腹を抱えて笑い出した玲くん。


ありゃ?私、何か面白いこと言っただろうか?



「残念だね。結城くん」



肩を落としながら、黙って聞いてる結城くんに話しかける。



「………別に」



すると、ノーコメントかと思いきや、下を見ながら小さな声だけど返してくれた結城くん。


よっしゃ!結城くんの新しい言葉が聞けた!



頭の中にメモしておかなきゃ。



「や、やべぇ、想像以上だわ」とお腹を抱えて涙を浮かべながらさらに笑う玲くん。



いやいや、違う!



それはさておき、本題に……



「結城くんと玲くんってどんなご関係でしょうか?」



「うーん?親友だよな?琉李」



「………ただの同級生」



「嘘つけ!親友だろ?大親友!」



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