※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


飲み物を飲んでいる途中だったのか、なぜか私の質問に玲くんがむせ始めた。



「えっと、なんで玲くんがむせるんですかね?」



「ゴホゴホ...の、希望ちゃん、そこグレーゾーン。俺でも聞けなかったのに、よくサラッと聞けるよね」



「だって、気になっちゃったからには聞かなくては!それで、そこのところどうなんですか?結城くん」



「え...それ、答えないとだめなの?」



私の質問にイエスとも、ノーとも言わず、心底迷惑そうに首を傾げてきた。



だめだ...。



ここで可愛いと思ったら負けだ。



危うく今、「答えなくていいよ」って言いそうになっちゃったもん!



「だめだよ。うん、だめ!私、もっと結城くんのこと知りたいだもん」



私の迷惑極まりない言葉に結城くんは、うーんと考えた後、なにか思いついたように言った。



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