※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
「じゃあ、いるよ...って言ったら、応援してくれる?」
片方だけ肘をついて机に突っ伏しながら、意地悪な笑みを浮かべる。
いつもと違って、結城くんの目線が私より低いことに、不覚にもドキッと胸が飛び跳ねてしまう。
「そ、それは......」
その質問は回答しかねると言いますか...。
無理がある...。
いるよって言われたら、その後私はどうするんだ。
諦めるわけでもない...。
だからといって結城くんに辛い思いはしてほしくない。
そんなの...、ただの勝手な女だよ。
「ね?その質問、する意味ないでしょ?」
アゴに手を当てて一生懸命考えていると、そんな私を見てクスッと微笑んだ。