※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
「……分かったから、そんな叫ばないで」
目立つから、と周りを見ながら俯く。
そんな結城くんを満足気に見る玲くん。
「いいじゃん目立っても。俺、別に困らないしー」
「………僕が困る」
少し見ただけでも、2人の仲の良さはすごく伝わってくる。
いいなぁ……。
普段滅多に話さない結城くん。
でも、玲くんが言った言葉には必ず反応してくれる。
羨ましいなぁ、そんな図々しい気持ちが出てきちゃう。
「ねぇねぇ、結城くん!」
「…………?」
「好きです。私たちも親友になりましょ?」
「………え?」
首をかしげてくる結城くんが最高に可愛くて、このまま病院送りになりそうなのですが。
いや、一歩間違えれば墓場行きかもしれない……。
「し、親友って…こ、ここで…親友って……っ!」
お腹を抱えて笑っている玲くんはさておき、結城くんにもう一度問いかける。
「だめですかね?」
「………うん」
「なら、彼女もだめですか?」
「…うん」