※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「なら......結城くんが誰も好きにならないなら、私は100年でも1000年でも、安心して気長にアタック出来るね!」



「ふっ...むしろ、そんなに生きてたら怖いよね」



一瞬だけ驚いた顔をした結城くん。



だけど、すぐに笑ってそう言った。



「じゃあ...生まれ変わっても、結城くんだけを見てます」



「それはそれで怖いけど」



好きにならない、とははっきり言うくせに...怖いと言っても嫌とは言わない。



それは多分、彼の優しさなんだ。



「ハハッ...。ご、ごめん邪魔して......っ。見てたら我慢出来なくて...アハハッ...。これでも笑わないように、頑張ったんだけど...。の、希望ちゃんってさ...な、なんでそんなポジティブなの?ここまでくると、もう尊敬するよ」



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