※小悪魔男子が可愛すぎて困る!

よく頑張ったね



「奈々ちゃん!見よ、この点数を!」



ドヤ顔でテストを机に叩きつける私。



テストがあけて数日がたった昼休み...。



今日で、全教科のテストが返ってきたのだ。



「え...これ、本当にのんのテストなの?すごいじゃない!あの1週間で、さすがにこんなに良くなるとは思わなかったわ」



1枚ずつ手に取ってまじまじと見る奈々ちゃん。



それもそのはず、中間考査の時、全教科赤点か赤点ギリギリだった私が、1番悪くて72点と目を疑うような点数が並んでいる。



「えへへ、もっと褒めてくれてもいいんだよ?」



「はいはい、そのドヤ顔どうにかしなさい。確かにすごいけど、結城のおかげでもあるでしょうが。それより私、順位見に行くけど、のんも行く?」



「え?順位見に行くの?」



奈々ちゃん、いつも見に行くなんて言わないのに。



今回すごく良かったのかな?



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