※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「あ、神崎じゃん」



「あのさー、琉李探してんだけど知らない?」



「え?多分結城くんなら、教室にいたよ?」



「マジ?俺が行った時いなかったと思ったんだけど...ってか、それより希望ちゃんおめでとう!」



お、おめでとう?



「あ、誕生日のこと?玲くん、ありがとう!」



「は?!誕生日って...希望ちゃん今日誕生日なの?」



知らなかったのか、本気で驚いている様子の玲くん。



うえぇ?!



と言うか、逆に誕生日じゃないの?



でも、玲くんに誕生日の日にち言ってないから知らないはず...。



「うん!今日誕生日なんだー!」



その証拠に、今日奈々ちゃんから誕生日プレゼントに可愛いポーチ貰ったもん。



「マジか。俺、今なんにも持ってないんだよね。んー、なんかあったけな?」



急にポケットをガサゴソあさり始めたのを黙ってみていると、"はい"と手を出してきた。



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