※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
今度こそ見るために、順位表を目でおっていくと...
"47位 2年A組 橘 希望"
あった...っ!
すごい、すごいよ!
今までクラスビリだったのが、クラスどころか学年順位表に入ってしまうなんて...。
見間違いではないかと、改めて順位表を見る。
順位が荒れてるって、もしかして結城くんが1位になった事かな?
もしそうなら、私...玲くんに悪いことしちゃった。
玲くん、きっと私のせいで勉強出来なかったんだ...。
結城くんが1位なのは嬉しいけど...なんというか複雑。
そんなことを悩みながら、トボトボと奈々ちゃんたちの方に向かう。
「玲くん...。ごめんね」
「え、暗っ!さっき元気どこいったの?てか、ごめんねってなに?」
「だって玲くん。私が勉強の邪魔したから...」
怒られる?
それとも、もう怒ってるかな?
「え?...あー、なにかと思えば、俺のこと。俺が2位だったからそう思ったの?」