※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
「俺、全然点数とか下がってないし、それに別に前回までのテストは琉李から教わって1位になった訳じゃない。教えて貰おうと思ったのは、今回の期末テストからだし。それも、琉李に勉強して欲しかったからだよ。だからぶっちゃけ、希望ちゃんには感謝してるんだよねー」
ん?まってまって...。
「なんで玲くんが結城くんに勉強して欲しいの?」
真剣に考える私を見て、玲くんはニコッと笑った。
「んー、親友だからかな?ほっとくにもほっとけないんだよねー。ほらあの子、やれば本当は出来る子だから、俺がそれを引き出してやろうと思って。あ、知ってた?俺らの学年の入試トップ琉李なんだよ?」
「中学の時も何度か学年トップとってたしね」と付け足す玲くん。
「え!そ、そうなの?でも、入学式の時読んでたっけ?」
確か、入試トップは入学式の時になにか読むよね?
まだ知りあってなかったから、気付かなかったのかな?