※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
「ありがと...っ。ありがとう結城くん!私、こんなにいい点数とったのも、こんなに嬉しかったのも初めてだよ!」
「あ、これ...。よく頑張ったね。おめでとう。順位表に入ってたんでしょ?」
フワッと優しい笑顔を見せると、私の頭をポンポンと撫でた。
ま...待った、心臓が持たない。
いつもより近い距離だし。
シャンプー?
柔軟剤?
香水かな?
とにかく結城くん、いい匂い過ぎるし。
どうすればいいのか、分からないよ。
と言うかもう、最高の"おめでとう"を貰った気分だよ。
「ど、どうして知ってるの?」
どうにか話題をふろうと精一杯の知恵を振り絞った。