※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
見つけた...結城くん。
結城くんを見るだけで心臓が飛び跳ねるのが分かる。
学校以外では付けないのか、外が暑いからかは分からないけど、人がいないためメガネとウィッグは取っていて...
なんだか、いつもと違う雰囲気。
そんな結城くんにためらいながら声をかけた。
「ゆ、結城くん!遅くなってごめんね」
私の声に気づいたのか、結城くんはスマホから視線を逸らしスッと顔を上げた。
「うん。今帰ろう思ってたところ...って、なんか雰囲気違う」
さ、早速気づいてくれた?!
「え、あははっ。そうかな?や、やっぱり変?」
「...いいんじゃない?フワフワの小動物みたいで」
小動物...?
それはどういう意味ですか?
私の複雑な気持ちも知らずに、私の髪に触れる結城くん。