※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


可愛いとか似合うとは...言ってくれないの?



...って、やっぱりどんどん欲張りになっていく自分が嫌。



「ゆ、結城くん!ど、どどどこに行きたいの?!」



そんな気持ちを消したくて、思いついたことを話題にふる。



「俺、ここら辺何も知らないから、キミが行きたいところでいいよ」



「そ、そうだよね!結城くん電車通学なんだっけ?じゃ、最近出来たショッピングモール行かない?そこなら結城くんの買い物もできるだろし、バスで行けば近いし」



「うん。じゃあ、バス停行こ」



...ほらやっぱり、歩いている時も近くて遠いこの距離。



手を伸ばせば届くのに、それすら許されない。



でも彼は、そんな私の視線に気づいちゃうんだ。



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