※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
「そ、そんな……」
多分私、結城くんなしじゃ生きていけない。
あたりを見渡しても、結城くんの姿は見当たらない。
嫌われたのかな?と、肩を落としていると、イケメンくんに手を差し伸べられた。
「立てる?そろそろ授業始まるし行こ?」
「あ、ありがとうございます」
結城くん、浮気じゃないからね?
私は結城くんひとす……
手を握った瞬間、私の結城くんレーダーがMAXまで到達した。
…え……?ふぇ……?
もしかして…
「結城くんですか?」
「さぁ、どうだろうね?」
「結城くんだ…。絶対結城くんだよ!」
私の結城くんレーダーが間違えるはずがない。
驚きを隠せない私の表情に、イケメンくんはクスッと笑った。
同時に、キュンと飛び上がる私の心臓。
「せーかい。バレないと思ったのに」
秘密だよ?と首をかしげてくる結城くんがまた可愛い。