※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
「...え、お祭り?今日あるの?」
「そうそう。そこの通りで今日あるんだよ」
玲くんが指を指す方を見てみると、さっきまで気づかなかったが、屋台がずらりと並んでいた。
ほんとだぁ!
あ!だから、電車も混んでたのか!
「お祭りかぁ...ところで、私お手洗いに行こうと思っているんですが、結城くんも行きますか?」
「いいよ。一人で行ってきて」
「と、ところでって、話ぶっ飛びすぎ...ははっ」
冷静に答える結城くんと、大爆笑中の玲くん、正反対の2人だなと改めて感じる。
玲くんは相変わらず元気で何よりだよ...なんて皮肉に思いながら睨むが、彼には通じない。
それどころか更に笑われた為、諦めて公園にあるトイレへと向う事にした。