※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「はい?」



戸惑う私をよそに、勝手に話を進めていくイカついお兄さん方。



「祭りまで時間があるからちょっとバスケしようと思ったら、キミに会ったんだよ?これって運命だよね?だからいいでしょ?」



何を言っているんだ?と言いたくなるほどの意味の分からないセリフに鳥肌が立つ。



「...え?!いや、、うわぁ」



え...えぇ!???



いや、これは...?



近づいてきたと思いきや、なぜかいきなりベンチに押し倒されてしまった...。


しかし、頭がパニックになり過ぎていて、この現状についていけない。



ベンチに寝転がっている私の上には、3人組のリーダーらしき人が馬乗りになっている状態だ。



怖い...



徐々にイカついお兄さんの顔が近づいて来るのに恐怖を感じ、目を瞑ろうとした時...



「うおっ!?」



イカついお兄さんと私の間を、ボールがすり抜けた。





< 253 / 405 >

この作品をシェア

pagetop