※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
「はい?」
戸惑う私をよそに、勝手に話を進めていくイカついお兄さん方。
「祭りまで時間があるからちょっとバスケしようと思ったら、キミに会ったんだよ?これって運命だよね?だからいいでしょ?」
何を言っているんだ?と言いたくなるほどの意味の分からないセリフに鳥肌が立つ。
「...え?!いや、、うわぁ」
え...えぇ!???
いや、これは...?
近づいてきたと思いきや、なぜかいきなりベンチに押し倒されてしまった...。
しかし、頭がパニックになり過ぎていて、この現状についていけない。
ベンチに寝転がっている私の上には、3人組のリーダーらしき人が馬乗りになっている状態だ。
怖い...
徐々にイカついお兄さんの顔が近づいて来るのに恐怖を感じ、目を瞑ろうとした時...
「うおっ!?」
イカついお兄さんと私の間を、ボールがすり抜けた。