※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
イカついお兄さんに怯む様子を全く見せず、むしろ更に煽るようなことを言う結城くん。
「てか、顔面に一発ボール当てといた方がモテるんじゃねぇ?いくら女の子に相手にされないからって、無理やり襲うとかクソださ」
れ、玲くんまでなんてことを...?!
あははっと、こんな時まで笑顔で毒を吐く玲くんに神経を疑う。
「は?てめぇ、ふざけんなよ?大してイケメンでもねぇくせして何を分かったようにほざいてやがんだ?」
どうやら、玲くんの言葉がイカついお兄さんの気に触ってしまったらしく、彼の手が玲くんの胸元を掴んだ。
「どうでもいいけどさ、その子返してくんね?」
「黙れクソが!」
そういいイカついお兄さんが玲くんに拳を振り上げた時、呆れたように結城くんが口を開いた。