※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「じゃあ、3×3にしようぜ?」



スリー・バイ・スリー?



何ですかそれ?



1on1の3人バージョン?



「いや、俺ら3人いねーし」



「そこの女混ぜれば3人だろ?」



ソコノオンナ?



えぇえええ?!私ですか?



「...女の子混ぜて怪我でもしたらどうするの?」



全力で首を振っていると、ずっと黙ってた結城くんが口を開いた。



「は?どうせ、そんな大した試合にはならねぇし、そっち2人で負けられて後で言い訳されても困るんだわ」



「いや、女子を1人ってカウントするのもどうかと思うけどね」



玲くんの言葉に耳も傾けず、肩を回し始めたイカついお兄さん3人組。



この人達やる気だ...。



確かに、結城くんのバスケを見てみたいという気持ちはあるけど...



この人達怖いし...

私、球技苦手だしなぁ...なんて不安に思いながら俯いていると、頭に手が乗っかった。





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