※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
「ゆうき、くん?」
頭をあげてみると、いつの間にか目の前に結城くんが立っていた。
「大丈夫だよ。出るって言っても危ないからただ、ボールの反対方向に逃げててくれればいいよ」
「う、うん」
お、王子様ですか?
というか、その少し微笑んだ顔かっこよすぎる...。
結城くん、なんでこっちに来てくれたのかな?
もしかして、私が不安になってるのに気づいて心配しに来てくれたの?とか自惚れてもいいかな?
「うへへ」
「ずっと、その顔してなよ。そうすれば、ナンパなんかされないのに」
「えへへっ、結城くん、大好きーっ」
なんて、抱きつこうとするが交わされる。
「ほら、行くよ」
「あ、まって!」
玲くんたちの方に向かう結城くんを急いで追いかける。
そして、すぐにゲームが始まった。