※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
「なんだよ、今の。フェイントの動きじゃなかっただろ?」
悔しそうにイカついお兄さん2号が言う。
「うん。フェイントなんかじゃすぐバレると思ったし、初めは左で無理やり抜こうと思ったよ。でも、それも無理だと思ったから途中で右に切り替えた」
なるほど!
相手が自分のペースに付いてきたから、あの時『さすがだよ』って言ったのか!
「は?あのスピードで切り替えるって...」
「おめぇはバカか!何、敵の技に驚いてんだよ!無駄口叩いてる暇あったら、1点でもとれよクズ」
リーダーらしきものがイカついお兄さん2号の頭を殴る。
なにやらお怒りの様子のリーダー様の一言で、再びゲームが再開した。