※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


あたる...


そう思い身構えるが、想像して痛みは来ない。



代わりに聞こえてくるのは、トントンと規則正しく弾むボールの音。



薄らと目を開けてみると...結城くんはクスリと笑った。



「大丈夫?今度は怪我しなくてよかったね」



グハッ...



怪我じゃなくて、そのイケメンスマイルにやられました。



どうやら、結城くんが私に向かって跳ね返ってきたボールを止めてくれたらしい。



その行動のかっこよさで更にキュン死しそうになる。



だ、誰か、救急車1台お願いします。



結城くんのかっこよさに苦しんでいると、当の本人は何も言わない私に...



「変な顔」



と言い残し試合に戻ってしまったが、この際なんて言われてもいい。



もう、ニヤけるのが抑えられない...。



楽しそうにバスケしてる結城くんが見れるだけで、私は幸せだよ。




< 263 / 405 >

この作品をシェア

pagetop