※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
そんなふたりの会話でさえ、聞こえない。
ただただ、頭が真っ白で...目を開けて呼吸をしてるのが精一杯で...。
「ありがとう...。今来たところだから、何も見てないよ。じゃあ、俺はもう行くね。ごゆっくり」
再び静まり返る教室...
ふたりだけの空間...
「あははっ...のんちゃん、今のみた?琉李めちゃくちゃ焦ってたよ...って、あれ?のんちゃん?え、ごめん。もしかして怒った?」
「.....」
「いや、だってさっき、窓から渡り廊下歩いてる琉李見つけて荷物ここにあるし、来るの分かったからキスしてるフリしてはめてやろうかなって...。そうすれば少しは素直になれるかと思ったんだけど...。ごめんね?だから、誤解といておいで?」
「...キス」
「ん?なに?」