※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「あはは、本当さすがだな。あぁ、気づいてたよ…ずっと前から...」



のんちゃんが大好きなだってことも...







この恋が叶わないってことも...



全部。



だって俺は、琉李とのんちゃんふたりに幸せになって欲しいから...



だから...



「いい加減...、琉李も素直になりなよ。のんちゃんから聞いた。栗花落ちゃんが好きって何?琉李が本当に好きなのは誰なんだよ?のんちゃんじゃないのかよ」



「.....」



沈黙...。



だけど…少しの沈黙後、何かを決意したかのように口を開いた。



「......そうだね。俺は多分、橘のことが好きだよ」



「...っ?」



こんなにあっさり認められると思っていなかったから、自分で聞いておきながら驚いてしまう。



「でも、気持ちを伝えるつもりはない」



「は?なんで?」




< 297 / 405 >

この作品をシェア

pagetop