※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
きっぱりと言い切るその言葉に、理解に苦しむ。
だって、琉李さえ好きだっていえば、ふたりはいつでも付き合えるのに。
なのにどうして...
「さっき、なんで栗花落のことを好きなんて言ったんだって聞いたよね。この間、栗花落に会った時に思い出したんだよ」
「.....」
「どんなに好きでも、いつか必ずどちらかが冷める。付き合ったところで、どうせ最後はお互い傷つけ合って別れるんだよ。だったら付き合わない方が.....っ?!」
無意識に俺は、琉李を殴っていた。
その反動で琉李は後によろめく。
「それ...本気で言ってんのかよ?どっちかが冷めるって、琉李はのんちゃんのこと嫌いになれるのかよ?それとも何だ?まさかのんちゃんが、琉李のこと捨てると思ってんの?今まで、のんちゃんのなにを見てきたんだよ?何に惚れたんだよ?」