※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


冗談にしようと困ったように笑う琉李を見て、余計に何も言い返せなくなる。



「あぁ、うん...」



「それじゃあ、俺も練習あるからそろそろ行くね」



またね、と言って歩いていく琉李の後ろ姿を見て、ただただ立ち尽くす。



結局俺は、何も言えなかった。



恋は、思い込みか...。



でもなぁ、琉李。



一度好きって気持ちに気づいたら、どうすることも出来ないんだよ。



消すことなんてできない。



後は、どんどん好きになっていくだけだ。



例え、思い込みだったとしても...


錯覚だったとしても.....









恋だと気づいた時点でもう負けだ。



玲side *end*
< 301 / 405 >

この作品をシェア

pagetop