※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
冗談にしようと困ったように笑う琉李を見て、余計に何も言い返せなくなる。
「あぁ、うん...」
「それじゃあ、俺も練習あるからそろそろ行くね」
またね、と言って歩いていく琉李の後ろ姿を見て、ただただ立ち尽くす。
結局俺は、何も言えなかった。
恋は、思い込みか...。
でもなぁ、琉李。
一度好きって気持ちに気づいたら、どうすることも出来ないんだよ。
消すことなんてできない。
後は、どんどん好きになっていくだけだ。
例え、思い込みだったとしても...
錯覚だったとしても.....
恋だと気づいた時点でもう負けだ。
玲side *end*