※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
୨୧Secret.5୨୧
結城くんが好き……
結城くんと話さなくなってから、おそらく1ヶ月程がすぎた------...
あの日玲くんは、私と結城くんが仲直りできるよう作戦を考えてくれたみたいだけど、私がそれを台無しにしてしまったみたいで...
それなのにあの後、玲くんにものすごく謝られたけど、何をそんなに謝っていたのだろう?
謝るのは、私の方なのに...。
それに、玲くんがしてくれた告白だって、結局あのままうやむやになっちゃって...。
それなのに玲くんは、何事も無かったように話してきてくれる。
私もしっかりしなきゃと思い、頭をポコポコ叩く。
「のん、何してるのよ?とうとうおかしくなったか?」
それを見ていたのか、呆れたように言う、奈々ちゃんの声が聞こえた。
「うぅ...奈々ちゃーん」
「よしよし。てか、今日結城休みだけど、どうしたのかしらね?」
「分からない...」