※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「って、おい!からかってたのか!」



「あはは、ごめん」



悪びれた様子もなく、可笑しそうに笑う玲くん。



あの、本当に悪いと思ってますかね?



という気持ちを込めて玲くんを睨むが、それはきかない。



「ふっ、これあげるから怒らないでよ」



そう渡されたのは、A4サイズの茶封筒...



「これは?」



「あぁ、それ冬休みの課題だよ。さっき先生に、琉李が休みだから渡してくれって頼まれたの」



「へぇー。で、今日結城どうしたの?」



奈々ちゃんは、さっき私にした質問を今度は玲くんにする。



「熱出たらしいよ?朝電話きたけど、結構しんどそうだった」



しんどそうだったと言っておきながら、クスッと笑っている玲くんはいい性格してると思う。




< 305 / 405 >

この作品をシェア

pagetop