※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「だからこれ、のんちゃん届けてくれない?俺今日遅くまで部活あるし、それに何か理由があった方が、のんちゃんも琉李と話しやすいでしょ?」



前言撤回します。



玲くんはとても優しい良い人です。



「え...」



「今度こそ、仲直りしておいで」



と微笑む玲くんに精一杯の感謝の気持ちを込めて笑顔を見せた。



「うん!ありがとう!」



「.....じゃ、じゃあ、俺教室戻るから」



大きく目を開いたかと思いきや、さっさと教室に戻ってしまった。



用事でも思い出したのかな?



「ふふっ、顔を赤くなりすぎでしょ」



「え?」



「なんでもなーい。それより先生来たから席戻るわね」



「あ、うん!」



よく分からないが、これでやっと結城くんと話せる。



そう考えながら受けたLHRは、いつもより長く感じた...



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