※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「ムゥ...久しぶりにるいるいのお部屋に行きたいのにぃ...。あーそれとも、何かいかがわしいものでもあるの?」



ニヤリとなにか企んだ笑みを見せる。



はぁ...めんどくさい。



「そうだよ。だから、俺の部屋はだめ。リビングでいいでしょ?」



「ふーん...じゃあ、見に行っちゃおーっと」



「あっ、ちょっ...」



小走りで階段を上がり始める栗花落を見て、今すぐ捕まえて外に追い出したいとは思うが、身体が言うことを聞かない。



頭痛に耐えながら、ゆっくり階段を上がって自分の部屋のドアを開ける。



「で、なんの用なの」



俺の部屋に入るなり、なにやら物色している栗花落に声をかける。



「るいるいのお部屋綺麗だね。それにいい匂い!」



「...用がないなら、頭痛いから寝るよ。気が済んだら勝手に出ていって」




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