※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
立っているのが限界で、布団に入る。
熱があるせいか、目の奥が痛くズキズキする。
目を休めるために瞑ると、少しして布団に重みを感じた。
「...何してるの」
うっすらと目を開けた先には、栗花落が俺の上に乗っかっていた。
「うーん、何ってるいるいのこと襲ちゃおうかなぁーって。男の子と女の子が一つの部屋にふたりでいるんだよ?何も感じないの?」
目を潤ませながら真上からまっすぐと俺の目を見つめる。
いつの間にか制服のリボンは取っていて、第2ボタンまで開いていた。
「感じない。寝るからどいて」
「でもね、熱がある時って寂しくて人肌が恋しくなるんだって。るいるいも今、本当はそうなんでしょ?身体は正直なんだよ」
なんて言いながらネクタイをほどき、俺のワイシャツボタンを一つひとつ外していく。