※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
それに気づいていて、あえて追い打ちをかける。
「嘘つき.....」
「え?」
「嘘つき!するつもりなんて、最初からないんでしょ?るいくん見てればわかるよ。さっきからずっと、私のこと見てないもん」
「クスッ…そっちが先に仕掛けたことでしょ?でも、まさか俺がされる日が来るとは思わなかったけどね。カップル潰し」
スーッと栗花落の上からどき、ベッドに座る。
「むかつく...いつから気づいてたの?」
「俺の部屋に行きたいって言った時くらいかな」
その時に確信した。
栗花落は...この間俺たちにあった時に付き合ってると勘違いして、俺たちを別れさせようって考えたんだって。
でも、正直その手口には少し興味があった。
だからこうして騙されたフリをした。
栗花落のこの趣味が、俺たちの別れるきっかけになった大きな理由だから。