※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


それに気づいていて、あえて追い打ちをかける。



「嘘つき.....」



「え?」



「嘘つき!するつもりなんて、最初からないんでしょ?るいくん見てればわかるよ。さっきからずっと、私のこと見てないもん」



「クスッ…そっちが先に仕掛けたことでしょ?でも、まさか俺がされる日が来るとは思わなかったけどね。カップル潰し」



スーッと栗花落の上からどき、ベッドに座る。



「むかつく...いつから気づいてたの?」



「俺の部屋に行きたいって言った時くらいかな」



その時に確信した。



栗花落は...この間俺たちにあった時に付き合ってると勘違いして、俺たちを別れさせようって考えたんだって。



でも、正直その手口には少し興味があった。



だからこうして騙されたフリをした。



栗花落のこの趣味が、俺たちの別れるきっかけになった大きな理由だから。





< 317 / 405 >

この作品をシェア

pagetop