※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
もかちゃん、すっごく可愛い笑顔してるなぁ…。
...幸せそう。
はぁ、だめだな私...
なんだか、モヤモヤする...。
「も、もかちゃんと結城くん...仲良いね」
「まぁ、付き合ってたしな…って、あ。俺余計な事言った?てか、こんなの見たくねぇーよな?ごめん!」
「え?ううん!付き合ってたのは知ってるよ!それに、見たいって言ったのは私だし…」
雨宮くんは悪くない。
悪いのはむしろ私の方で...
「これ、ありがとう雨宮くん!結城くんすっごく可愛かった!」
精一杯笑顔を作って借りた卒業アルバムを雨宮くんに渡すと、雨宮くんはそれをテーブルに置き再び私の顔を見た。
「なんだ知ってたのか。てか、希望ちゃんって琉李の彼女っしょ?」
「彼女じゃないよ。私が結城くんのこと好きなだけなの」