※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


視界がぐるっと回り、気がついたらベッドに寝転んでいた。



そして、私の上には雨宮くんがいて...なぜか押し倒されている。



「あ、あああ雨宮くん?!」



「琉李好きなのやめれば?」



はい?



失礼ながら、おっしゃる今がよく分からない。



でも、当の本人はというと…ものすごく真剣な表情で...



意味が分からず首をかしげて見つめていると、雨宮くんの綺麗なお顔が耳元へと近づいてきた。



「琉李なんてやめて、俺を好きになんなよ」



なんですとぉおお?



なんですかその、イケメンに言ってほしいセリフトップ10くらいに入りそうなセリフは?!



「あ、雨宮くん。ど、どどうしたの?」



「どうもしない。俺、この間希望ちゃんに会った時、希望ちゃんに一目惚れしちゃったんだけど…」



真剣に私を見つめてくる雨宮くんの視線が、なんだかくすぐったい。




< 329 / 405 >

この作品をシェア

pagetop