※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


だって、結城くんは今お家にいなくて...



もかちゃんは、用事があるって...



「琉李から言われたんだ。今から、もかに告白するから希望ちゃんのこと引き止めておいてって」



告白...?



突然のその単語に頭が真っ白になる。



「.....」




「もかは、希望ちゃんが琉李を好きなのに気づいてたから、今から琉李と会うって言えなかったんだと思う」



「そ、そうだったんだ...」



結局、私は邪魔者で...



ふたりの邪魔をしてただけだ。



「だから希望ちゃん。寂しいもの同士、慰め合おうよ…」



私を上から見下ろす雨宮くんの表情は、ものすごく切なくて苦しくなる。



「...雨宮くん?」



「俺が忘れさせてあげる」



「え...?」



雨宮くんは寂しそうに微笑むと、私のブレザーをあっという間に脱がせ、床に放り投げた。




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