※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「本当に大丈夫?話なら後でも...「ううん。今がいい」



真剣な彼の表情に何も言えなくなる。



本当に大丈夫かな?



顔色だって良くないし…



すごく辛そう。



なんて、心配になりながら俯いていると、結城くんが突然私の頭を撫でた。



「...さっき、怖かったでしょ?ごめんね」



その言葉に、俯いていた顔を勢いよく上げる。



「ゆ、結城くんは、悪くないよ!私がバカなだけで!それに...結城くんが来てくれたから何もされてないし、怖くもなかったよ!」



嘘ではない...。



1人の時は確かに怖かったけど、結城くんが来てくれてすごく安心した。



不思議と怖いって気持ちより、嬉しい気持ちが勝っていた。



でも...



「じゃあ...、なんで泣きそうなの?」



「ち、違くて...。これは、な、泣きそうとかじゃ、なくて...。目にゴミが...」



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