※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
照れたふりをしながら微笑む。
可愛いのは知ってる。
でも、どうしてあなたと付き合わなきゃいけないの?
誰かに好意を持たれるのは悪い気はしない。
だけど、バカは嫌い。
見ててイライラする。
「ごめんね、石田くん!ちょっと喉渇いちゃったから自販機行ってくる」
「あ、俺なんか買ってこようか?」
「え!ううん、大丈夫だよ!ありがとっ」
首を傾げて満面の笑みを見せると、石田くんの顔は赤くなった。
...はぁ、ガチ告白される前に逃げないと……。
私と付き合いたいなら、私を落としてみろよ。
なんて心情を悟られないように、軽く手を振ってから背を向けて歩き出す。
ふとスマホを見てみると、メッセージ1件と書かれていた。
あ、りっくんからLINEきてる。
なんだろう?と思い、とりあえずLINEを開いた。