※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
そっと彼に近づき、隣に座る。
「お隣失礼しまーす」
あれ?寝てるのかな?
メガネは取られており、顔の横にたたまれて置いてある。
「おーい、おーい。聞こえますかー?」
結城くんの顔の前で手を振りかざすが、聞こえてくるのはスースーと可愛い寝息だけ。
「そんなに可愛い寝顔してると私、襲っちゃいそうなのですが」
寝ているのをいいことに、変態発言炸裂の私。
でもでも、結城くんが可愛すぎるのがいけないんだよ?
あ、そうだ!
これはカメラに納めないと!と制服のポケットからスマホを取り出す。
ニヤけてしまうのを抑えながらスマホを構えていると、横から伸びてきた手によって呆気なく取り上げられてしまった。
「……変態発見」
「お、起きてたんですか?!」
寝起きのせいか、眠そうに目を開ける結城くんとパッチリ目が合う。