※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


それから私は、少しでも琉李先輩に近づくために同じ塾に入り、同じ委員会に入り距離を縮めた。



バスケ部のマネージャーも考えたが、バスケの強豪校とも言われてるだけに練習量もすごく、さすがにそこまでは手を出せなかった。



しかし、学年が別というハンデを抱えながらも、徐々に話すことも増え、私は琉李先輩にさりげなくアタックをし続けた。



何度も、何度も復讐のために諦めず...。



そして2回目の告白...、何十回に渡るアタックのおかげか、私達は付き合うことになった。



でも、こんなんじゃだめ。



早く私を好きになってよ。



早く私を欲しいって言ってよ。



最初は、本当に復讐のためだった…。



でも、るいくんと付き合っているうちに、るいくんのことを知るうちに、復讐なんてどうでもいいと思ってしまう自分もいた。



付き合ってから約1年...

私は...彼に、どんどん惹かれていった。



「なぁ、もか今日あれやらね?」



りっくんからそう声をかけられ振り返る。



私はるいくんと付き合うようになってから、自分のことで精一杯で、カップル潰しを全くやらなくなっていた。



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