※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
୨୧Secret.6୨୧

襲われたいの?

《琉李side》



「……んっ」



うっすらと目を開けると、電気の光が眩しく感じた。



枕元に置いてあった体温計で、熱を測ってみるが、あまり変わってない。



さっきは意識失うほどだったから、頭痛は落ち着いたし、少しは良くなった気もするけど…


正直まだ、だるいしボーッとする。



未だに眠い目を擦りながら、重い上半身に力を入れて身体を起こすと、おでこからまだ冷たいタオルが落ちた。



「あ…」



同時に、床で気持ち良さそうに眠っている橘と、ベッドの近くにおいてあるテーブルに綺麗に並べられた水やヨーグルト、薬などが目に入る。



わざわざ来る前に買ってきてくれたの?



しかもタオルまで……。



ていうか、俺のことはいいから自分のことも考えてよ。



いくらカーペットが床に敷いてあるとはいえ、そんなところに寝てたら橘まで風邪ひいちゃうから。



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