※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「ゆ…、結城くんっ!」



「なに?」



ドキッ……。



私の呼びかけに、メガネを装着しようとしていた手を休めて、こっちを向く結城くん。



そのせいで、再び視線があう。



「ちょ、ちょっと…待ってください」



「え?」



慌てて両手で顔を隠す。



ど、どどどうしよう…。



早く伝えたいのに、結城くんと目が合うだけでノックアウト寸前。



「…どうしたの?」



私の不可解な行動に疑問を感じたのか、心配そうな声が聞こえる。



「な、なんでもないっ!大丈夫だから。少しだけ…話を聞いてください」



「はなし?」



顔を隠していた両手を外し、俯きながら話す。



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