※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
ところどころちゃんと言えてないし、お酒が回ってきたのかさっきよりも顔が赤い。
ていうか、レモンのサイダーみたいなやつって…
でも、確かにあれならお酒ってパッと見分からない。
完全に間違えて飲んだでしょ?
「結城きゅん?ご、ごごごめんね!やっぱり勝手に飲んじゃだめだったよね…。い、今同じの買ってくる…」
何も言わない俺を怒ってると感じたのか、慌てて立ち上がろうとする橘。
しかし、酔っているのにも関わらず、いきなり立ち上がろうとした橘の身体は大きくバランスを崩して後に倒れた。
「わあっ…「っ…?!」
とっさに支えようと腕を引っ張るが、熱のせいか身体に力が入らない。
_____ドサッ
なんとか頭だけ打ちつけないように手で守るが、覆いかぶさるような形で一緒にベッドの上に倒れ込んでしまった。
「大丈夫?怪我してな……っ!?」