※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「ひゃっ…!」



体を少しビクッとさせ、小さく声を漏らして驚いた表情で俺を見る。



だから煽んないでって言ってるのに…。



あー、やばい。



「んっ…」



なんて思いながらもう一度首にキスを落とす。



「風邪がなおったらいつでもするから、今はこれで許してくれる?」



首筋を押さえながら、さっきより真っ赤な顔をしてコクンコクンと頷く彼女に、自然と笑みがこぼれる。



ごめんね、風邪をうつしたくないっていうのももちろんあるんだけど…



本当は、さっきの話をした後だったから、その場しのぎで仕方なくしたみたいになるのが嫌だった。



でも、今日は我慢するけど…



「次煽ったら容赦しないからね…ってもう寝てるし」



顔の横にある俺の手を嬉しそうに握っている橘を見て再び笑がこぼれる。



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