※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
《希望side》



「ふぅ…よく寝た……って結城くん?!大丈夫?」



伸びをしていると、ベッドに突っ伏しながら苦しそうに寝ている結城くんを見て思わず叫んでしまう。



「ん…うるさい……。頭かち割れそうだから…静かにして」



辛そうに頭を押さえる結城くんを見て目頭が熱くなる。



私はまたやってしまったのか…?



看病するとか押しかけておいて結局迷惑かけるだけじゃん。



「ごめんね…結城くん。とりあえずベッドに移動させますね」



申し訳ない気持ちでいっぱいながらも、結城くんの体を支えながら、ベッドへと移動させる。



それにより今度は、私がベッドの横に座る。



結城くん、怒ってるよね…



と無言で俯いていると、頭に手が乗っかった。



「…クスッ、1人で反省会?」



「…ごめんなさい」




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