※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
何をしたか分からずも頭を下げて謝ろうとするが、髪の毛を掴まれ阻止されてしまった。
「しらばっくれるつもりなら証拠見せてやるよ。結城、結城とか言いながら影でしっかりイケメンと付き合ってるじゃねぇか」
と、スマホを顔に近づけられるが近すぎて何も見えない。
「すみません…。ち、近くて見えないです」
「は?お前頭も悪ければ目も悪いのかよ」
画面が少し離れ、かろうじて見えたのは手を繋いで歩く男女の姿。
え、これって私と…結城くん?!
驚きを隠せず、もう一度よく目を凝らして画面を見つめる。
やっぱりそうだよ!
何度見つめてもそこには、クリスマスイブの日の事件のあと、雨宮くん家を後にし、結城くんに手を引かれて歩く私の姿があった。
「あの、なんでこの写真を…?」