※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


あれ…?



「うんうん。でも、あれを彼氏にするとかさすがに無理だわ」



愛菜ちゃんに同調するように他の女の子達も口々に発する。



あれ…な、なんか、私の悪口から結城くんの悪口になってない?


「くそ長い前髪とメガネであんま顔見えないけど、あれは絶対ブスだよね」



「あはは、分かる分かる」



いくらなんでも言い過ぎだよね?



「近寄るのも嫌だけど、素顔見てバカにしてやり…「………ださい」



さすがにもう我慢できない…。



「は?なんつった?」



目の前の大笑いする愛菜ちゃん達を前にして、あまりの恐怖に手をにぎりしめる。



でも、許せない…。



私の悪口くらいならそりゃ傷はつくけど、相手に不快な思いをさせてしまったことは事実だからまだ我慢するし、直せるところは直したいと思う。



だから…私の悪口はいくらでもいえばいい。


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