※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「ちがっ…だってこの子が男に媚びばっが売ってるから!!普段は結城結城言ってるくせに本当はこんなイケメンの彼氏…「へぇ、盗撮?よく撮れてるね」



さっき見せられた写真に結城くんは一瞬目を向けると、呆れたように笑った。



「と、盗撮じゃなくてこれはその…ってあなたもしかして…」



さすがに気づいたのか、スマホの画面に表示されている写真を慌てて見る愛菜ちゃん。



どうやら、写真に写っている結城くんと今目の前にいる結城くんを見比べているらしい。



「これあなただったの?」



「だったらなに?」



もうバレてしまったからか、身につけていたメガネを外すと、私の腕を優しく引っ張った。



「…わぁっ!?」



その勢いで結城くんに倒れ込む形になる。



「希望が他の男に媚び売るはずないでしょ?この子はいつも俺しか見てないよ」



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