※小悪魔男子が可愛すぎて困る!
ここは外だった。
いや、外じゃなくてもだめだよ!
「ご、ごごごめん!これは違くて...。えっとその...。とりあえず早く帰った方が...」
「これで電車に乗れっていうの?」
「え?結城くん電車通学だったの?お家まで結構かかる?」
「うん。いや、普通の人よりちょっと遠いくらい」
普通の人よりちょっと遠いってことは、1時間くらいかな?
それは大変すぎる...。
それに、こんなにびしょびしょじゃ確かに電車に乗れない...。
「あ、私の家くる?ここから歩いて20分くらいだよ」
「やだ。キミの家に行ったら、今度こそ襲われそうだもん」
「お、おそ...っ!?」
と、とととんでもない!
私がいつそんなことを。
いや、まてよ...。