※小悪魔男子が可愛すぎて困る!


「ごめんね...」



「別にあの時、手を引いて保健室に行こうが行くまいがどっちにしても噂はたてられてたよ。まぁ、大体噂とかどうでもいいけどね」



「...え?」



「それに、噂じゃなくて実現させればいいじゃん。俺に好きって言わせるんじゃなかったの?」



そう言ってクスッと笑う結城くんが優しくて、可愛くて...。



好きって言わせる前に、私の方がどんどん好きになっていく。



「結城くん!私、結城くんのせいでキュン死しそうなのですが」



「バイバイ。ていうか俺、そんなので犯罪者になりたくないんだけど」



言葉は意地悪だけど。



いいもん。



知ってるもん!



結城くんが優しいことくらい。



「結城くん大好きーっ!」



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